娘さんは、妻の病院にいた。面会に来ていたのである。
私は、仕事。奥さんは町内会の会合に出ていた。
「そう。それは楽しかったわね。あなたも頭がいいわ。流石S高校。」
「頭のいいオバサンに褒められた嬉しい。」
「きっとその親子は、あなたの前に現れるわ。」
夕食の時、その話をしたら、
「だってお前が電話したとき、連絡先言うの忘れたんだろ。私の大事なペンライトが、トホホ。」
「オジサン話しがずれてる。あの後私達興奮して、ずーっとずーっと3Pしてたから、ペンライトなんてすっかり忘れてたわ。違う。だからお互い連絡先知らないから、現れるわけ無いよ。」
その時、
「ピンポン。宅急便です。」
「オジサンまたエロDVD?」
「バカ、頼んでないよ。」
「またバカって言った。何だろう?」
「お母さん、オジサン、知ってる人?」
送り主を見て二人は首を振った。
「振ったら、何かカタカタ、音がする。爆弾かもテロかな。」
「バカ、テレビの見過ぎ、貸しなさい。」
「またバカって言った。お母さん。大丈夫?」
「カタカタだから、ペンライトかもよ。」
ペンライトだった。
「良かった。戻って来た。」
「オジサン、違うよ、爆弾で無くて良かったでしょ。」
3人は大爆笑した。
「判った!」
「流石S高校!」
「オジサン早すぎ。何も言って無いよ。
つまり、あの親子は延長して連泊したけど、チェックインはオジサンの名前で前払いで一拍分。チェックアウトの時は料金を払う時に聞いたのよ。普通個人情報だからホテルは教えないけど同じ部屋に泊まったから教えたんだわ。オバサン凄すぎる。天才。」
「なんで?お前が判ったんだから凄くないわよ。」
「お母さん酷くない。あれ?ご挨拶に行きたい、ってメモが有るわ。それにうわー。」
「どうしたの?」
「住所が同じ市内よ。」
「奥様天才だわ。あの親子があなたがS高校と聞いて、かなり驚いた話しから予想したのよ。
他県には凄い高校は沢山有るのよ。地元でなければ驚かないわ。それにあなたの高校名聞いて安心して泊まったと奥様は予想したのよ。
市内でS高校がなんかやらかしたら、大変なのは産まれ育った彼女なら知ってるからね。」
「大変だ!」
「どうしたの。何かしたの?やらかした?」
「私達変態だ。」
「バカ、変態は犯罪じゃない。」
「またバカは言った。でもお母さん。それって自分が変態って言っているのと同じよ。」
「お嬢ちゃん、一本!」
3人は大爆笑した。
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