「あれ?お風呂から笑い声が聞こえる。てっきり母親がお風呂で、息子に襲い掛かると思ったのに、やっぱりAVみたいになる訳無いか。ねッオジサン。あれ?爆睡してる。コンサートで、はしゃぎ過ぎ、バカ。」
「あら?お義父様寝っちゃったんですか?」
「ママー、僕も眠い。」
「あらあら、コンサートではしゃぎ過ぎたのね。ママも寝るわ。」
(もう、つまんない。私も寝るわ。オジサンもう起きないし。あーあー。)
朝方、娘さんはトイレに起きて、オジサンのスマホが光っていて、覗いたら会社からメールが入っていたので慌てて、
「オジサンさん起きて、会社からメール来てるよ。」
オジサンが着替えながら、
「急に欠員が出たらしい。昨日バタバタしてスマホ見てなかった。」
娘さんが、メールを読んで、
「別に強制じゃないじゃん。出来れば、って書いてあるから無視すれば。」
「そうはいかないよ。妻の入院で休み替わって貰ったりいろいろ迷惑かけてるから。お前はどうする?」
「判った。私も帰る。オジサン疲れてるし、ちょっと待って。」
娘さんはスマホを見て、
「電車復旧したみたい。でもきっと本数少ないわ。早く出たほうがいいよ。」
「奥様が、入院中!御主人再婚なのに、苦労なさっていますのね。お嬢さんもまた一人になったお父様みて、大変だったのね。偉いわ。青春を犠牲にしてまで。」
「すいません、朝早くから起こして、あなた方はゆっくり帰って下さい。」
二人は部屋を出た。
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