「オジサン大丈夫?あんなにはしゃぐから、だからホテル予約してるのね。」
「でもビジネスホテルだから素泊まりなんだ、何処かで、ご飯食べよう。疲れたー。」
私達が入り口近くで食べてたら、
「うわー混んでるママ。どうする?」
入ったきた男の子が母親に言っていたから、
「よろしかったら、相席しません?この辺以外にレストラン無いからね。」
思わず私は言ってしまった、コンサートで気分がハイだったかもしれない。しかし私達も親子連れだと思われ安心したのか、
「せっかくのご厚意に甘えさせて頂きます。」と母親が言ってくれた。
「もしかして、あなた方もコンサートの帰りですか?」
「オジサンなんで判るの?」
「だって息子さんのリュックからペンライトがはみ出てるよ。」
「実はそうなんです。息子はまだ中学生だから心配で、親バカですね。」
「私もオジサンが心配で、はしゃぎ過ぎて倒れたら大変だから。」
「バカ!私はそこまでジジイじゃない。」
「バカって言った。私S高校なのに。ひどくない。お母さんと同じ。」
「S高校!」
大声で、その親子は叫んだ。
「ほら、私の学校名の威力凄いでしょ。あれ?何か沢山人が入って来た。ちょっと変よ。オジサンもしかしてアレかも、確認して来たら?」
私は外に出て地下鉄の入り口の掲示板をみて、運転見合わせ、を確認した。
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