アイは卑猥な余韻に浸ることもなく、履いていた下着に電源が切れて動かなくなったローターを包み、お菓子の紙袋の中に入れ、その上にお菓子を乗せる。
その後、後片付けと化粧を直しトイレを出と、トイレの出口で声をかけられた。
「あれぇ~アイさんじゃないですかぁ~」
お調子者の様な、口調で話しかけてくるのは、確か旦那の同僚の、、、
「あら、、、こんにちわ、同僚の方の、、、」
そう、アイが言いかけると言葉をさえぎる様に
「どうしたんですか?こんなところで、、、?」
彼はそう言うと、視線を軽く上から下までなぞる
アイは、その視線に戸惑いを感じるながらも、
「ちょっと近くまで寄ったので、主人に差し入れを、、、でも、、やっぱり、邪魔しちゃいけないから帰ろうかと、、、」
不意にアイからそんな言葉が出てきた、、本心ではない、、、
「そうですかぁ~でもせっかく来たのに、もったいなくないですかぁ~、まぁ~アイさんそこまで言うなら仕方ないですねぇ~」
彼は苦笑いをしながら気さくに言ってくる。
「そう言う事で今日は帰ります、、、。」
アイが作り笑いでそう言うと彼は、
「なら、せめてあいつの代わりに下まで送りますよ~!後であいつに自慢しときますねぇ~」と、
意味不明な事を言って歩き出す。
アイも彼につられる様に歩いて行く。
彼はビルの外に出るまで、他愛の無い会話をしながら
視線をチラチラと胸に向けてきていた。
ビルの外で、差し入れの紙袋を旦那に渡すのを忘れていたので、同僚の方にお願いした。
渡す際に、一瞬躊躇願したが、結局託すことにした。
同僚の方と別れた後、駅に向かって歩きながら、旦那にLINEで、報告と画像を送った。
その後、ご主人様にも同様に、報告と動画を送ったが
既読にはならなかった、、、。
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