二人は類の部屋にいた。
類が飲み物を出すとき、意外にも早紀はアルコールを要求した。
酔わないと話せないことなのか?
これはかなりの深刻さだと感じてしまう。
こうして向かい合って早紀を見ると、その女としての素材の良さにため息が出る。
かなりの美形だ。
バッチリ、メイクしたら化ける女の子なのにもったいないと思う。
それにユズルの彼女だから、今まで気にし無いようにしていたが、かなり胸がデカい。
躰全体が細いのに。
ジャケットを脱いだその胸が、白のブラウスを突き上げていた。
胸を押さえつけているせいか、ブラのラインがはっきりと浮き出して見える。
乳房を覆うブラのカップの刺繍を浮き立たせるほど、それが大きいということだ。
Eはあるな、、、ひょっとしてFか?
イカン、後輩の彼女の胸を想像するなんて、、、これも寝取りの本能か、、、
苦笑を浮かべる類に知ってか知らずか、早紀が更に胸を強調するような仕草をする。
早紀の顔が赤く染まっていた。
酔っているのか?
それにしても、やっぱりデカい、、、
類は思わずツバを飲み込む。
「で、相談て?」
早紀はハッとして、類の瞳を見つめた。
「絶対内緒にしてくれますか?、、、もちろん、ユズルにも、、、」
「わかった、約束する、、、誰にも言わない、、、」
早紀は目の前のアルコールを一気に飲み干した。
早紀って、こんなに飲んだっけ、、、
類は目を見張る。
「類センパイ、、はっきり言います、、、、わたし、、セックスでイッたことが無いんです、、、」
「えっ?ええっ、、、」
「まるっきり感じ無いわけじゃないんです、、、クンニではイッたこともあります、、、でもユズルが入って来て、、途中まではいいんです、、、でもユズルがイッても、わたしはイッたことが無いんです、、、」
「そ、そうなのか?」
まさか二人のセックスを相談されるなんて思ってもいなかった。
「わたし、恥ずかしいですけど、セックスってすごく大事だと思うんです。だから、わたしがもしセックスでイクことが出来ない躰だったらと考えたら、すごく不安で、、怖くて、、、」
「うん、俺もセックスは大切だと思う、、、早紀ちゃん、、その、、、オナニーでは必ずイケるのかな、、、」
「はい、、、何度も、、、それなのにセックスではイケ無いんです、、、」
何度もって、、、
類の男根が反り返る。
「どんなことを考えてするの?」
「あの、、、ユズルのこととか、、、、」
早紀はモジモジしながら、上目遣いで類を見つめていた。
瞳が妖しく濡れていた。
「ユズルのこととか?」
「類センパイのこととか、、、」
「えっ?俺のこと?」
「はい、、、センパイのこと考えると、、、すごく濡れて、、、思いきりイッちゃうんです、、、、ごめんなさい、、、、ああっ、恥ずかしい、、、」
「気にし無くていいよ、、、、何を想像するのも、その人の自由だし、、、、俺も早紀ちゃんのこと考えてオナニーしたことあるから、、、」
「ええっ、、、、うれしい、、、」
小さな声で早紀は囁いていた。
つづく
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