「あれ、、帰ったんじゃなかったの?、、、ユズルは?」
「ユズルは帰りました、急いでいたから、、、」
「ふーん、で、早紀ちゃんはどうしてここに?」
「わたし、センパイに相談したいことがあるんです、、、それでセンパイを待ってました。ユズルには内緒で、、、」
「そうか、、、うん、、早紀ちゃんの相談だったらいつでも乗るよ、、、早紀ちゃん、スゲェ可愛いから、、、」
早紀は顔を赤くして上目遣いで類を見つめていた。
まるでさっきと同じだ。
「で、ユズルにも内緒の相談なの?」
早紀は黙って頷いた。
「じゃあ、二人でカフェでも行く?」
「出来たら二人切りで話したいんです、、、人には聞かれたくないので、、、」
かなり深刻な話なんだろか?
「うーん、、どうしょうか?、、、じゃあ、俺の部屋に来る?」
早紀もユズルと何度か俺の部屋に来たことがある。
「ハイ、、そうしてもらえると助かります、、、勝手を言ってすいません、、、」
「いいって、気にするなよ、、、じゃあ、行こうか?」
「ハイ、、、」
早紀の顔は赤らんだままだった。
そして、瞳が潤んでいるように見えた。
つづく
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