息を荒げ余韻に浸る加奈子の髪を撫でていた。
「加奈子、すごく色っぽかったよ、、、」
類の男根は萎えること無く、加奈子の中で反り返っている。
「恥ずかしい、、、、でも、アッ、アッ、、、類はイカなかったの?」
「うん、ガマンした、、、加奈子にもっと感じて欲しいから、、、」
「うれしいけど、、、イヤだ、、、類にもイッて欲しい、、、わたしの中でいっぱい気持ちよくなって欲しい、、、」
「加奈子、、、俺、、加奈子が好きだ、、、」
「わたしも好き、、、えっ、アアッ、もうするの?ああん、すごい、、、続けて、あーん、わたし、イッたばかりなのに、、、アアッ、死んじゃう!」
加奈子を何度も絶頂に導き、類も加奈子の中に三度爆ぜた。
加奈子は類の逞しさに歓喜し、夢中になった。
二人は密会を重ねた。
加奈子は結婚前、会社の上司との不倫にどっぷりと浸かっていた。
その上司に捨てられ、投げやりになった加奈子は見合いをし、夫と結婚したのだ。
類は加奈子をK子としてサイトに晒した。
本来なら晒した時点で関係を終わらせることが多いのだが、加奈子の美しさは捨てがたく、セフレとして関係を続けていた。
加奈子の夫からはサイトに晒された妻を見て、たまらなく興奮し、オナニーに耽っていると感謝の言葉が送られて来た。
この日、愛という人妻からの連絡はこなかった。
類は落胆したが連絡を待つしかないのだ。
連絡さえあれば絶対に堕として見せる。
類には自信があった。
翌日の夕方から大学の仲間内の飲み会があった。
まだ愛からの連絡がない類の気持ちも沈みがちだった。
「類先輩、、、」
後輩のユズルが声をかけてきた。
普段から類が可愛がっている後輩だ。
類とは違いとにかく真面目な後輩だった。
外見も可愛い男子というかんじで線が細い。
そんなユズルも半年前に恋人が出来た。
早紀という同じ年の女子大生だ。
165ほどの身長でユズルと同じ細い体型をしていた。
性格もユズルと同じく真面目で落ち着いたタイプだった。
艶のある黒髪で肩ほどの長さにそろえられ、顔立ちは整っているのだが、化粧っ気の無い、なんとなくあか抜け無い女の子だった。
でも二人はお似合いだと心から祝福していた。
「センパイ、何か元気無いじゃないですか?」
「そんなことないよ、、、ふつう、、、」
「ふーん、二次会行くんですか?」
「うーん、、、今日はやめておくわ、、、帰る、、、」
「えっ、、、他の女子もセンパイがお目当てで、これから二次会に流れ込んで来るって話ですよ、、、」
「いいよ、、、今日はやめとく、、、お前はどうするの?」
「僕も帰ります。用事があるので、、、早紀も帰るそうです、、、」
普段から物静かな早紀はユズルの横でたたずんでいた。
いつもこんな感じなのだが、早紀が上目遣いで類をうかがうように見つめてくるのが少し気になった。
ちなみに真面目なユズルにはサイトのことを教えていない。
じゃあ、俺たち先に出ますからと言って、二人は会場をあとにした。
類もその後、みんなに気づかれ無いように外に出た。
見つかるとなかなか帰れ無いことになる。
しばらく歩くと声をかけられた。
「類センパイ、、、」
早紀だった。
つづく
※元投稿はこちら >>