二人は車で移動することにしていた。
シートベルトに豊かな胸が強調され、どうしても気になってしまう。
愛も明らかに類の視線に気づいていて、それを楽しんでいる。
「類くん、彼女のこと、、どうする気?」
「別れるのはやめます、、、」
「そう、、、」
「別れたら、、、好きになってはいけないひとに、もっとのめり込んでしまいそうだから、、、」
「でも、彼女じゃ、、、不満なんでしょう?」
「はい、、、」
「類くん、、、わたしも不満なんだよ、、、」
「えっ?」
「ねえ、、、二人になれるところにつれていって、、、」
「、、、はい、、、俺、、、、」
声がかすれてしまう。
「わかってる、、、、わたしも類くんと同じだよ、、、」
愛が耳元で囁いていた。
二人はラブホに入った。
「最初に聞くね、、、類くんは遊びのつもり、、、だよね?」
「愛さんがその方がいいなら、それでいいです、、、」
「本気じゃないよね?」
「愛さんには絶対迷惑かけません、、、、二人のときだけは本気になったらダメですか?」
この子、こんなに年下なのに、8つも下なのに、本当にわたしが欲しいものを全部、持っているのかも知れない。そんな予感がしていた。
まだ抱かれていないのに、、、セックスも、、、、もしもそうだったら?、、、躰が震えた、、、少しだけ、、、怖い、、、
「いい、、よ、、、わたしも二人のときは、、、本気になる、、、」
口に出してからそう決めた。
類が優しく愛のライトブラウンの髪を撫でながら、その瞳を見つめていた。
男の子なのにこんなにキレイな顔をしている。
背も高くて、しなやかで、若さに満ちあふれて、、、
なんで、、、こんなにわたしのタイプなの?
どうして、そんな子がわたしに恋してるの?
わたし、、、
つづく
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