河上景子が近所の公園に行くと、市の職員らしき中年の男性がトイレの点検をしていた。
『あの…すみません…』
『あっ、はいっ、女性のトイレは隣ですよ』
中年の男性は戸惑いながら答えた。
『いえ、私は男子トイレに用があって…』
『どういうことですか!?奥さん、女性ですよね!?』
『えっえぇ、女性ですけど…』
『ですよね、だったら隣の女性のトイレへどうぞ』
『私…男子トイレで男性がオシッコするとこ覗かなくちゃいけなくて…』
『奥さん、何言ってるんですか!?私は公務員ですよ、からかわないでくださいよ!』
『からかってなんていません!お願いですから…オシッコするとこ覗かせてください…』
『何がなんだかわからないけど…私のでよかったら…』
河上景子の真剣な表情と言葉に圧倒された男性は願いを受け入れた。
『ありがとうございます。ちゃんとお掃除させていただきますので…』
『奥さん…変態なんですね。そんな真面目な顔してるのに…』
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