それが良くない感情だと自分でもわかっていた。
だからその日の夜、旦那を誘った。
でも、旦那は応えてくれなかった。
もともと月に数回あればいい方だったし、それに不満は感じていない。
でももう3ヶ月もレスになっている事すら気づいていないのかもしれないと思うと少し悲しくなった。
愛されている自覚はある。
でもそれはあくまで妻として、家族としてだと感じる。
魅力のある女性だということは ずっと伝えてくれない。
それを伝えてくれるのは旦那ではなかった。
彼は私を褒めてくれる。
もちろん他の男達のように中身のないお世辞なんかじゃない。
何かしたとき、何かあったとき、理由があるときに褒めてくれるのはとても嬉しい。
胸やお尻について言われても 私に魅力を感じていると思うと全く不快には思わなかった。
見られることが嬉しくなり、褒められた姿勢で仕事をした。
背筋を伸ばし、乱暴にキーボードを叩かず、相手の目を見つめて話す。
そのうち魅力を感じて欲しくて彼の前に行く時だけはブラウスのボタンを1つ外すようになった。
コピー機の前に立つたび用紙の残量を確認するフリをして 彼に向かって屈むようになった。
ダメだと自分に言い聞かせようとした。
でもドキドキしたと伝えられると嬉しくなって またブラウスのボタンを外してしまう。
コピー機の前で屈む時の足の角度がだんだんと大きくなってしまう。
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