『おはよ』
『どぅお?、良くねむれた?』
〔もお、ぐっすり!〕
『《し》装着して袋クンクンして?』
〔アレに頼る事も もう無いかも?〕
〔くるまってるだけで寝付けるから〕
週明け月曜日、俺の後ろで並んでラジオ体操をしる2人。
場内に流れるラジオ体操の声に紛れて、そんな会話が聞こえてきた。
事は(土)の昼食後のこと。
「由美ちゃん、帰りは?、何時?」
「いや、あのさ、帰れって言ってんじゃなくてさ、そろそろ暖ったかシーツ探しに行こうかと思ってさ」
『どうする?』
『ウチは連泊でも構わないわよ?』
〔さすがに それは‥〕
〔新しいのにするの?、シーツ〕
〔今のは?、夕べ使ってたのは どうするの?〕
『明日にでも洗濯して片付けるわ』
『何で?』
『由美ちゃんちは?、夏物冬物とか代えないの?』
〔それは ウチもそうだけど‥〕
〔・・・・・〕
『どうしたの?』
『歯切れが悪いわね?』
〔あのさ‥〕
〔・・・・・〕
〔貰ってって良いい?、ケンさんの〕
〔後でクリーニングして返すから〕
〔‥ダメ?〕
『何それ?』
『どういう事?』
「どういう事って、似た様な事 宮本さんも言ってなかったっけ?、前に」
『へぇぇ、そう言う事?』
『変態ね由美ちゃん、って言うか病気よ それ』
〔そうよ!〕
〔だってそうでしょ?、ノリちゃんの《お汁》浴びたのよ〕
〔それも《お股》から直接!〕
〔顔中ビシャビシャにされて!〕
〔ノリちゃんの《お汁》舐めたら みんな変態になるのよ!〕
「ハハハ、鬼滅の鬼みたいじゃん それ」
「でもさ、あながち 外れてないかもね?、皆 変態になっちゃって‥」
『私のせいなの それって?』
『私が鬼なら ケンちゃんは無惨ね』
〔そうね、ケンさんは無惨かも?〕
『でもさ、そんなの 私がケンちゃんのを咥えてる時にさ、勝手に由美ちゃんが下から潜って来たんでしょ?』
〔それは、ノリちゃんが 私からケンさんのを取り上げたからよ!〕
〔あんなに卑猥な音たて 髪の毛振り乱しちゃってさ、だからよ〕
『人の事言える?』
『由美ちゃんだって 結構 美味しそうな音たててシャブってたわよ!、フンフンフンフン鼻まで鳴らしちゃってさ!』
〔分かってたんなら 取り上げなくったって良いでしょ?〕
〔ノリちゃん、その気になれば いつだって‥、でしょ?、‥だからよ!〕
〔ちょっとマンコ舐めてあげたら あとからあとから 溢れさせちゃって〕
〔クリちゃん舐めながら 指で少し掻き回してあげたらさ すぐに噴いちゃって もうビショビショよ!〕
〔私には 絨毯汚すなとか言っといてさ なんなの?〕
『何なの?は こっちよ』
『それが何でシーツになるのよ?』
『何なら 枕カバーも お持ちになりますか?ケンちゃんの』
〔‥頂くわ!〕
〔枕カバーも一緒に!〕
『もぉお!』
『・・・・・』
「ちょっ、2人ともさ‥」
「その辺にしたら?」
『アンタが言うな!』
『・・・・・・』
『お好きなんだそうですよ、由美ちゃんも!』
『ケンちゃんの匂いが‥』
『‥でしょ?』
中谷さんは 小さくコクリと頷いた。
「こんな どぶろっくオヤジの匂いが良いの?」
「ただの妄想ジジイだよ?」
〔言うな!〕
『うるさい!』
「はいはい」
「でもさ、って事はアレ?」
「暖ったかシーツ 3枚買わないと‥、って事?」
「代えも必要なんでしょ?」
「ノリちゃんの《お汁》付きでも良いのかな?、噴いちゃった時は」
「それにさ‥‥」
『コラッ!』
『みなまで言わんで よろしいッ!』
「はいはい、失礼しました」
『で?、何処でさがすの?』
『ニトリとか?』
〔私も ついて行って良ぃい?〕
〔‥シーツ選ぶの〕
「良いけど、取り敢えず家具屋さんかな、専用のとか有るかもしんないし」
「何なら電気毛布みたいなヤツとか、ノリちゃんのだけでもさ、暖ったかい方が良いでしょ?」
『‥そうね』
『で?、どうする?、大っきな袋って言ったら しまむら とかの しかないけど、良いの?』
『シーツと枕カバー 入れてくんでしょ?』
〔‥何でも〕
〔ありがと〕
『でも想像しちゃうね?』
『寝る前に ベッドの上で しまむらの袋に顔突っ込んでクンクンするんでしょ?』
『《し》まで装着してたりして』
〔ノリちゃん!?〕
〔そこは どぶろっく しなくて良くない?〕
『ゴメン、ゴメン、フフ』
『待ってて、今 入れるから』
『(袋に)入れたら出ようか?、ね?』
そんな やり取りが有っての このラジオ体操の時の2人の会話だった。
いつの間にか俺はノリちゃんと、中谷さんは俺をケンさんと、そんなふうに呼びあっていた。
この頃には すでに、パウロの事も、ノリちゃんと佐山の関係も、そんなこんなで俺が毎朝ノリちゃんを乗せて来てる事も、みんな 口には出さないものの 暗黙の了解の様になっていた。
そして、数日が過ぎて、夜8時頃だったか、ノリちゃんのスマホが鳴った。
『あら奥さん』
『こんばんわ』
どうやら いつかの 寺崎さんの奥さん 幸子さんらしかった。
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