服を脱ぎ、鞄と一緒に備え付けの金庫にしまいました。
全裸になってシャワーを浴びます。
この時間が一番緊張します。
何度も経験しているのに、心臓が締め付けられるような気分です。
なのに鏡に写っている私の顔は、恍惚とした表情をしていました。
バスローブを羽織り、髪を乾かしながら時計を見ました。
まだ少し余裕があると思いながら、待ちきれない自分を感じていました。
ガラス瓶を置いたナイトテーブルを見ると、デジタル時計が光っていました。
PM 03:45
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高校に進んだ後も行為は止められず、むしろエスカレートしていきました。
妄想の中の男は1人ではなくなり、扱いは乱暴になり、怖くて痛いくらい荒々しく犯されるのです。
そしてエスカレートした妄想は、現実の生活にも影響を与えていきました。
友人に胸が大きいと褒められるよりも、すれ違う男からの露骨な視線に反応してしまうようになっていきました。
同級生や清潔感のある若い教師ではなく、友人達が軽蔑している用務員や公園のベンチに寝ているような男を目で追ってしまうのです。
そうやって家に帰り、深夜になるたびに その男達を思いながら・・・
携帯を手に入れると、アダルトサイトに入り浸るようになりました。
ネットに溢れる激しい体験談や画像が私の妄想を煽っていきます。
レイプされたのに感じてしまった告白や犯人への恨みの言葉、どちらもに反応する自分がいました。
公園のベンチや森の中でボロボロになった女性の画像を見ながらオナニーをしました。
頭を掴まれてムリヤリ舐めさせられている泣き顔に、アソコから溢れてくる白い精液に興奮しました。
携帯を手に、ドキドキしながら「睡眠導入剤」というキーワードを入力したのを覚えています。
何度も悩んだけれど、たった1ヶ月で自分を止められない日が来てしまいました。
水曜日の夜でした。
派手なガラの半袖のシャツとスラックスを着た20代だろう若い男でした。
駅前の商店街の路地裏で5千円とピルシートを交換しました。
緊張と興奮で顔を真っ赤にしている私に、男は不思議そうな顔で質問してきました。
こんなものを手に入れようとする女は遊びまくっているか鬱なメンヘラだと決めつけていたのに、来たのが幼い顔の真面目そうな女だったから不思議に思ったのかもしれません。
「効果があるのか試したくて」
そう答えると、さらに不思議そうな顔をしたのを覚えてます。
「眠れるかどうかか?」
「・・・眠った後、何をされても起きないのかどうか」
そう答えると、男は少し怖い顔をしました。
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