今日外出したとき、愛は街角で若い男に声をかけられた。
ナンパだった。
普段なら相手にしないが、長身で清潔感のある若者の笑顔に、思わず心を許してしまい、話を聞いてしまっていた。
手足も長く、おそらくかなり鍛えていると思われる引き締まった体はまるでモデルのようで、短めの髪を金パツに染め、右耳にピアスをしていた。
顔立ちは端正に整っていて甘いマスクをしていた。
それでいて、やや幼さを残しながらも上品なたたずまいをしている。
話し方も穏やかでギラギラした強引さを微塵も感じさせなかった。
愛はいかにも年上の女性に好かれるタイプだと直感していた。
そして、このセクシーな雰囲気を漂わせる若者に、愛は好意を抱いていた。
若者はしつこくまとわりつくようなことはせず、別れ際に名刺を渡しててきた。
渡された名刺に、大学名と学部、そして名前、江本 類とあり、携帯の番号、メアドが印刷されていた。
「類くんか、、、ちょっとステキだったなぁ、、、、でも、いまはダメ、、、、」
自分よりもずっと年下の若さに満ちあふれた魅力的な男が、頭から離れない。
、、、でも、、、、メールぐらいなら?、、、、、逢ったりしなければ、、、、、、ただのメル友だったら?、、、、
愛の気持ちは揺れはじめていた。
終わり
長い間、拙い文章にお付き合いいただいて、ありがとうございました。
続編として、この続きは『類の寝取り報告』で書きたいと思います。
もしよろしければ読んで頂けると嬉しく思います。
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