翌日、凌馬と話をした。
昨日は遅くまで愛を借りてすまなかったと謝って来た。
電話の件をやってくれたなと俺が言うと、いやお前が気になっているんじゃないかと思ってなと、とぼけたことを言う。
自分の力を誇示したかっただけだろうと思いながら、口にはしなかった。
二人はお互いの妻との関係を続けることを確認しあった。
綾乃は痛みを感じることはほとんど無くなり、急速に本当のセックスを吸収していった。
綾乃は逢う都度に新一を激しく求めてくるようになっていた。
自ら進んで新一に愛撫を加えるようになり、淫らな言葉を口にするようになっていた。
貪欲に新一を貪り、続けざまに絶頂に達する躰になっていた。
肌も以前よりもっと艶やかになり、新一から見ても女としての色気が全身から漂うような妖艶な女へと変貌していた。
そんなとき、凌馬がある提案をしてきた。
お互いに出張ということにして、朝から翌日までお互いの家に泊まるというのはどうだろう。
もちろん両方の妻には内緒にしてだ。
そうすればお互い、夫婦みたいに時間を気にせず楽しむことが出来る。
何か刺激的でいいだろうと奴は言った。
俺は奴の話に乗ることにした。
一日以上綾乃を独占出来るし、かつてから望んでいた事を実行出来る。
新一は盗撮用のカメラを購入し、寝室に仕掛けることにした。
これで二人のセックスを見ることが出来る。もちろん凌馬にもそれを告げる気はない。
準備を整え、新一はその日をまった。
その日、新一は綾乃が出迎える玄関にいた。
綾乃はいきなりしがみついてきた。
「ずっと、待ち遠しかったよ、、、」
綾乃はその美貌に笑みを浮かべて、口づけを求めて来た。
今、俺の家でも同じような光景が繰り広げられているはずだ。
時間もあるし、二人はドライブに出かけことにした。
まずは綾乃が運転した。
車で一時間ほどの観光地で、天気に恵まれたせいか人出はかなり多い。
しばらく二人で歩いた後、新一は一人、トイレにむかった。
トイレは観光客で溢れていた。
思いのほか時間がかかり、綾乃のまつ場所に戻ると、長身の若者がそばに立っていた。
金髪の長髪でピアスをしていたが、顔はかなりのイケメンだった。
しきりに話しかけてくるらしく、綾乃は困った表情を浮かべていた。
新一が近いていくと綾乃が救われたようにあなたと言って声をかけてきた。
男はそそくさと離れていった。
「どうしたの?」
「あのね、、、急に話しかけて来て、、、メアド交換しようって、、、」
「ナンパか、、、、若い男だったよね、、、」
「うん、、、わたしのほうが年上なのにね、、、」
今日の綾乃は白のニットワンピースに薄手のカーデガンをはおり、いかにも上品な良家の貞淑な人妻という出で立ちだった。
色気が増した美貌と、手足の長いすらりとしたスタイルが男達の視線を引きつけていた。
胸も以前より大きくなり、張りつめた乳房がニットの胸元を形よく突き上げている。
「綾乃は飛びっきりの美人だからな、、、」
「そんなこと、、、、、なんか嫌だわ、、、、」
二人は車に乗った。
今度は新一が運転する。
ドライブは久しぶりらしく、綾乃は終始、笑顔を浮かべていた。
そんな綾乃が独り言のように口にした。
「最近、、よく男の人に声をかけられるんだよ、、、」
「ひょっとしてナンパ?さっきみたいに?」「うん、、、わたし、隙があるのかな?」
以前からあったが、最近とみに増えてきたらしい。
「そんなことはないよ、、、、元々、綾乃は美形だし、、、、まあ、最近、メッキリ色っぽくなったけど、、、」
「そんな、、、、、さっきの人も、いやらしいこと、考えていたのかな?」
「そうだと思うよ、、、」
「嫌だわ、、、そんなの、、、」
「俺だって、綾乃のこと今すぐ、ホテルに連れ込みたいもの、、、」
「、、、、いいよ、、、新一なら、、、、、」
綾乃は頬を染め、俯いてそう言った。
つづく
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