二人は綾乃の手料理で遅い昼食を取った。
食事を終えると、綾乃は甘えるように二回目のセックスを新一に求めてきた。
綾乃は羞恥心を忘れたかのように激しく乱れ、新一の上に跨がり、自ら腰をくねらせ、打ちつけながら絶頂に達していた。
綾乃はほとんど痛みを感じなくなっているようだったが、新一は綾乃の躰を気遣い、激しい動きは控えていた。
これから幾らでも綾乃を抱く機会はある。
本当は新一だって、綾乃を征服するように激しく交わりたい。
でも、まだ長時間の性交に慣れていない綾乃の粘膜に、負担をかけるのはよくないと自分を言い聞かせた。
より激しい絶頂を味わった綾乃は、貪欲に三度目を求めてきた。
案の定、痛みを覚えた綾乃は、それでも新一に行為を続けるように求めてきた。
新一に最後までイッて欲しいという健気な気持ちからだった。
初めてなんだから無理はいけないと綾乃を諭し、口と指を使い今日最後の絶頂に導いた。
新一はもう帰らなければならない時間になっていた。
帰り際、見送る綾乃が玄関でしがみついてきた。
「早く、また新一に逢いたいよ、、、」
「うん、そうだね、、、そうしよう、、、」
潤んだ瞳で見送る綾乃に、後ろ髪を引かれる思いで玄関を後にする。
新一は凌馬に電話で報告した。
綾乃を抱いたが、やはり痛みを覚えているようだった。
なんとかイカせることは出来たが、また痛みを感じているようだったから無理はしなかったと、大まかな話しか伝えなかった。
奴は綾乃が達したことには、さすがにショックを受けていたが、すぐに気を持ち直していた。
綾乃のセックスがいい方向へと前進していると解釈したようで、新一にこれからもよろしく頼むと言ってきた。
奴は綾乃がまた前のようにセックスに躊躇を覚える状態に戻ることを恐れ、綾乃を抱くのはしばらく控えると新一に告げた。
実のところ、奴は他のことで頭がいっぱいになっていた。
「なあ、、、愛ちゃんのこと、、、誘ってもいいか?」
凌馬は愛を抱きたくてウズウズしていた。
つづく
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