「五回も、、したのか?それに、、、泊まったのか?」
「す、すまん、、、愛ちゃんが泊まって欲しいって、、、」
「綾乃ちゃんは、、、大丈夫だったのか?」
「あいつ、、、お前がいると思っていたから、、、」
それにしても、、、愛の方から泊まるようにすすめるなんて、、、胸が更に疼く。
「フェラはしたのか?」
しないわけが無いと思いながらも聞いてしまう。
「ああ、、、してくれた、、、」
何度したと聞こうとして思いとどまる。
何度もしたにきまっている。
愛はフェラが好きだ。
凌馬の巨根にシャブリつき、オレよりデカいと奴に媚びながらネットりとフェラを施したに違い無い。
めったにしない、お掃除フェラも奴にはしたかも知れない。
そして三回もして、次の日の朝には二回も、、、二人のお互いに対する執着心を感じてしまう。
きっとすざましいセックスだったんだろう。
「あいつ、何回イッた?」
「、、、十回以上はイッたと思う、、、、」
すまなそうに、それでいてどこか誇らしげに奴が答えた。
オレには愛をそんなにイカせることが出来ない。
悔しさがこみ上げる。
それであんなに疲れていたのか?
それともオレと顔を合わせるのがつらかったのだろうか?
それにしても、今日のあの何ごとも無かったように甘える態度。
愛の女としてのしたたかさを感じてしまう。
いや、愛はやっぱりオレを愛しているのだろう。
そう思いたい。
「それで、愛はなんて言ってた?」
「すごくよかったって、、、、誰にも知られ無いようにしてくれなら、これからもずっと逢いたいと言われた、、、」
「そうか、、、、」
愛はこいつに、いやこいつのセックスにはまりかけている。
いややはりセックスだけではない、凌馬に強烈に引きつけられているに違い無い。
「なあ、、、綾乃のこと、、、その、、頼む、、、」
「わかった、、、自信は無いが、やってみる、、、オレだって、正直いって綾乃ちゃんみたいないい女、抱きたいと思ってる、、、」
「そうか、、、、頼む、新一、、、」
早く愛をまた抱きたいという気持ちと、友としての矜持がない交ぜになっているのだろう。
凌馬は複雑な表情を浮かべていた。
オレもそんな表情を浮かべているのかも知れない。
凌馬と別れたオレはまっすぐに帰る気にはなれなかった。
愛の顔を見るのがつらかった。
何かを口走るかも知れない自分が怖かった。
つづく
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