「それで、どうだった?」
「ああ、、、うん、、、、」
凌馬は言いよどむ。
「全部、正直に話す約束だろう?」
「そうだったな、、、でも新一、早く綾乃を抱いてくれ、、、オレ、嫌だと思うときもあったけど、、、こうなった以上、お前が綾乃を抱いてくれなかったら気が済まない、、、頼む、、、、それまで、オレはもう愛ちゃんに近づかない、、、」凌馬の気持ちが何となく分かるような気がした。
「そうか、、、でもオレ、お前みたいに上手く行く自信が無い、、、」
凌馬の目つきが少し厳しくなったような気がする。
「そんなこと、、、無いと思う、、、」
「えっ、、、どうして?」
「今まで言わなかったけど、、、あいつ、、、お前に、、気があると思う、、、」
「そんなこと、あるわけが無いだろう、、、」
「いいや、あいつ、口には出さないけど、、、きっとそうだと思う、、、」
「お前の気のせいだって、、、あの綾乃ちゃんに限って、、、、」
愛とは違うと口にしそうになり、思いとどまる。
「いいや、この前だって、、、お前の名前を言ったとき、あいつ、あんなに感じて、、あんなに濡れて、、、あいつは想像でも、あんなことを受け入れる女じゃない、、、それはオレが1番よく知っている、、、、あいつにとってお前は特別なんだと思う、、、だからお前が少し強引にでれば、あいつは堕ちると思う、、、」
「そうかな、、、そうとは思えないな、、、、」
「頼む、とにかくチャレンジしてみてくれ、、、夫のオレが言ってるんだ、、、、それに、、正直、オレも愛ちゃんを早く、、、また抱きたい、、、」
「そんなによかったのか?」
「ああ、、、、最高だった、、、正直いって、今までで最高の女だった、、、、、ああ、す、すまん、、、」
「、、、いいんだよ、、、」
こいつにとって最高だったということは、愛にとってもそうだったんだろうと簡単に推測出来た。
胸に鈍い痛みと、少しだけ、ほんの少しだけ誇らしい気持ちが湧いていた。
この女慣れした凌馬が夢中になりかけているほどの女なのだ。
「痛がらなかったか?、、、ほらお前、、、デカいだろう?」
「いや、、、ぜんぜん、、、大丈夫だったよ、、、、大きいって何回も言ってたけど、、、、すごく感じていたみたいだ、、、、」
まるで自慢しているように聞こえた。
実際にそうなのだろう。
心の中で悔しく思いながら、興奮している自分がいた。
「で、何回した?」
浅ましいと思いながら、新一は質問を止めることが出来なかった。
「うん、、、夜は三回、、、朝起きてから二回した、、、、あっ、ちゃんと避妊はしたからな、、、、」
つづく
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