ある日、朝から真希が話しかけてきた。
まだ9時を少し過ぎたばかりで、室内には数人の営業所員が残っている。
なのに・・・
見れば真希は恥ずかしそうな顔で、けれどその目は恍惚としていた。
まだ周りに人がいるのに、もう耐えられないくらい興奮している・・・と感じた。
したのか・・・と思った。
いや、もしかしたら ずっとしてたのかもしれないと思った。
連日のセクハラ、若いオスから与えられる刺激、求められるメスとしての自分・・・
その事に興奮して自分で自分を慰めたのだろう。
するたびに激しくなり、興奮は大きくなり、飢えは強くなり、とうとう耐えられなくなった。
「それは・・・それは、後で教えますよ」
そう言ってやると、真希は絶望感を漂わせた。
とても悲しそうな顔をした。
「それより明日は定例会議ですよね
そろそろ会議室のパソコンのセッティングも任せたいんです
それを今から教えるから、会議室に行ってパソコンを立ち上げててください」
そう言って真希の目を睨んだ。
慌ただしく資料をカバンに詰め込んでいる人達が見向きもしないなか、真希は唇を噛んで小さく頷いた。
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