吉崎の言葉は、最後のほうは ほとんど自慢のようだった。
まだ30にもならない自分が、45歳の人妻を自由に使っている。
自分がムラムラしたとゆう理由だけで、時間も場所も関係なく性処理の道具にする。
一児の母を家庭から抜け出させ、自分がムラムラして抜きたくなったとゆう理由だけで犯す。
さっきまで娘の食事を作っていた手にチンポを握らせ、旦那と話していた口の中に突っ込む。
今からそうする、今までも何度もしてきた、そんな優越感に浸っているのがわかる。
席に座ったまま金を払っている最中など、ソワソワしてすぐに席を立ちたそうだった。
お会計が終わると、すぐに店の前で別れた。
俺に背を向け 軽い足取りで歩きながらポケットから携帯を取り出すのが見えた。
今から連絡するのだろう。
どんなに下品な言葉を送るのか。
そして妻は、真希はなんと答えるのか。
そんな事を考えながら俺は吉崎の背を見ていた。
吉崎が向かっているのは もちろん俺の家の方向だ。
歩きはじめる訳にはいかない。
少しくらい時間をズラしても信号待ちや駅で重なって見つかってしまうかもしれない。
そうしなければいけない。
止めなくては、怒らなくては、やめさせなければいけない。
けれど俺は、今から俺の妻を抱くために歩いていく吉崎が見えなくなっても動けなかった。
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