一年がたった。
あのあと詩織はすぐに会社を辞めた。
代わりに他の部署から女性が転属されて来た。
小暮真奈という、丸っこいメガネをかけた28才の人妻だった。
160ほどの身長で肥ってはいないが胸の大きな女性だった。
ショート気味の髪をブラウンに染め、メガネを外すとかなりの美人だという噂だった。
真奈は初めから凪が気に入ったようで、すぐによく話をするようになった。
子供好きなのに子供が出来ないこと嘆いているせいか、シングルファーザーの凪に興味を持ったようだ。
凪の娘の優香にしきりに会いたがっていた。
この前の休日、半分冗談で遊びに来ます?と誘うと、喜んでケーキを持ってやって来た。
娘と気があったらしく、二人はずっと楽しそうに遊んでいた。
娘が父親のことを凪と呼び捨てにするのを面白がり、真奈も凪、凪、と呼び、娘と二人で笑っていた。
凪は夕方真奈を車で途中まで送ることにした。
「優香ちゃんて、すごく可愛いね、、、きっと凄い美人になるよ、、、ああ、いいな、、わたしも優香ちゃんみたいな子供が欲しいなあ、、、」
そう言って軽く伸びをすると、シートベルトのせいで豊かな胸が強調される。
張り詰めたブラウスのボタンのすき間からブラのカップがのぞいて見えていた。
凪は余り見ないようにしながら、心の中で思っていたよりもっと大きいんじゃないかと、いけないことを考えていた。
つづく
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