二人は驚いた顔をして凪を見つめていた。
唯はイヤーと大声で叫び、布団で躰を隠す。
男は服をまとめて持ち、オレは奥さんに誘われたんだと言い訳しながら出て行こうとした。
凪は怒りを覚え、男の尻を蹴り上げた。
ゲッと声をあげ男は逃げるように出ていった。
唯は怯えた目をしていた。
青白い顔をして凪を見つめていた。
「優香はどうした?」
「実家、、、です、、」
「娘を実家預けて男を連れ込んだのか?」
凪の口調は冷えきっていた。
「許して凪、、わたし、無理矢理、、あの男が、、、」
「うそはよそ、、、」
「違うの凪、わたし本当に、、はじめは無理矢理、、、、」
「唯、あの男には裸を見せて、オレにはそうやって隠すのか?」
二人の会話が頭の中を駆けめぐる。
オレよりあの男が好きだとはっきり言っていた。
凪の言葉にハッとすると、躰を隠していた布団を振り払い、すがりついて来た。
凪、許して、、、もう絶対にしないから、お願い許して、、、」
他の男の唾液で滑る躰で、膣穴からあの男のザーメンを滴らせながら、凪にしがみつき必死に許しを請うていた。
凪は黙っていた。
激しく動物のように交わっていた二人の姿が、頭から離れない。
「どうして止めてくれなかったの?どうして助けてくれなかったの?」
すがるような目で涙を浮かべながら、凪を見つめていた。
「助けて?、、、生でして、あいつの赤ちゃんが欲しいと言ったじゃないか!オレより好きだと言っていたじゃないか!」
唯は涙を流していた。
「ゴメン、、、ごめんなさい、、凪、わたし、二度としないから、、許して、、、」
こんなときなのに、唯からは凄まじい色気が滲み出していた。
涙で濡れている瞳も唇も、そして情事の汗で滑るように光っている豊満な乳房も。
唯はあの男に変えられたんだ。
何故か凪は激しく勃起してた。
この場で唯を滅茶苦茶に犯してやりたいと思った。
凪はそんな自分が嫌で部屋を出た。
後ろから凪行かないでと声がしたが振り向かなかった。凪は家を出た。
つづく
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