二人は人に見られないようにカラオケボックスで待ち合わせをした。
二人は楽しく歌い、話をした。
突然、真一が真剣な目をして唯に告白してきた。
初めて見たときからずっと唯が好きだと、交際して欲しいと、、、
唯は突然のことに驚いたが、それを断った。
真一の気持ちはすごく嬉しいが、付き合う事はやっぱり出来ないと言った。
哀れなぐらい落ち込んだ真一を見ているうちに、唯の中の母性が疼いてきた。
いつか素敵な女の子が現れるからと、心の中かで考えていたとき、不意に母性が女の欲望にすり替わっていた。
真一とその女の子が結ばれることを思ったとき、不意に悔しさを覚えていたのだ。
その女に真一の童貞を奪われてしまう。
こんなにわたしのことを思ってくれているのに、、、
いつの間にか、唯の中の女が口を開く。
「ねえ、、、その、、小柴君って、、、童貞なの?」
「ええっ、、、恥ずかしいけど、、そうです、、、」
真一の可愛い顔が真っ赤になっていた。
「、、、そうなんだ、、、」
小柴君、可愛い、、ああ、食べてしまいたい、、、唯は自分の瞳が怪しく輝いていることに気付いていなかった。
つづく
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