時刻は7時になった。
ピーンポーン
家のインターホンが鳴る。
妻「はーい。」
インターホンの画面越しには高橋さんがいた。
私がドアを開けて出迎えると、高橋さんが無言のままお辞儀をした。
梢「こんばんは~。」
少し高いアニメ声の挨拶と共に高橋さんの奥さんが車から降りてきた。
化粧をばっちり決めた高橋さんの奥さんは、完全に20代後半に見えるくらい童顔だった。
後に続いて吉田社長が降りてくる。
吉田「いやいや、今日を楽しみにしていたよ。」
その顔は満面の笑みで、えらく上機嫌だ。
私「お疲れ様です。どうぞお入り下さい。」
私は三人を中へと招いた。
リビングに入ると、妻は立って吉田社長に挨拶をする。
妻「こんばんは。吉田社長。また遠くまでわざわざお越し頂いて申し訳ありません。」
吉田「いやー、奥さん、楽しみにしていたよ。奥さんに会うためなら近いもんだよ。」
そういいながら、吉田社長は丈の短いワンピース姿の妻を早速なめまわすように視姦した。
妻は吉田社長の淫らな視線を受けながら、鞄とスーツの上着を受け取り、スーツをハンガーにかけた。
高橋さんの奥さんも、黒いロングコートを脱いだ。
先程家に来た際は、黒いダウンジャケットにデニムズボンという出で立ちだったが、コートを脱ぐと高橋さんの奥さんも、丈の長い薄いピンクのワンピースという出で立ちだった。
しかし、真ん中に長いスリットが入っており、歩く度に太ももが見え隠れするワンピースだった。
吉田「今日は高いワインを持ってきたぞ。後で皆で飲もうじゃないか。」
そう言いながら、吉田社長は、妻に紙袋を渡した。
妻「ありがとうございます。ワイングラスも用意しますね。」
吉田「ありがとう。で、高橋君、君はどうする?」
高橋「私は自宅で待機しておりますので、妻から連絡を貰えれば迎えにあがります。」
私「私も、妻に任せて、少し外させていただきます。」
社長「そうか?悪いね。」
よく言うものだ。自分がそうするように言ってきたくせに。
やはり、この男はくせ者だと思い切りながら、私は高橋さんと共に家を出た。
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