子供達を預けていたので、久々の夜の二人きりの生活に、私達は朝方まで4回もセックスをしてしまった。
朝9時過ぎにお互い目を覚ますと、妻は慌てたように着替えを済ませて、実家に向かった。
私は、会社へ出かける準備をする際、ハンガーフックのスパイカメラからSDカードを抜いて、昨夜私が二階に上がってから起きた出来事をとりあえずノートパソコンに保存した。
昼前に出勤し、その日は帰らずに夜通し作業をしてから、翌日の夕方に帰宅する。
家に帰ると、いつもの家の日常へ戻っていることに安心感を覚える。
普段は気付いていない本当の幸せが、そこにはあるんだ、ということを実感した。
夜9時過ぎに子供達を寝かせると、妻はリビングに入ってきた。
妻「うちのお母さんに多少事情話したら、そういうことなら、子供の面倒は見るから遠慮なく連れておいで、って言ってくれた。」
私「多少って、どれくらい?」
妻「パパの会社の大事な取引先の社長さんが近くに住んでて、今回すごい会社にとっても大事な取引みたいたがら、一緒に接待の手伝いすることになった、って。」
私「あ、なるほどね。」
妻「まさか、その社長が女好きの変態社長なんて言える訳ないでしょ(笑)」
私「だよなぁ…」
妻「で、高橋さんの奥さんからも連絡あったよ。恐らく今週末も来るかもしれない、って。」
私「早速か。都内から時間かかるんだから、そんな来なければいいけど。」
妻「そうだよねぇ。しかも、今日から生理きちゃったし。」
私「あ、そうなのか。なら、多少時間稼げるか………いや、分からないか。」
妻「えー……社長、生理中の人でもするの?」
私「う~ん………。」
吉田社長は生理中だった梢さんを、それでも呼び出していた。
あの後、梢さんが何をされたかは分からないが、少なくとも、何かしらさせられたはずだ。
私「とりあえず、高橋さんにそれとなく聞いておくよ。」
妻「お願い。じゃあ、私寝る。おやすみ。」
私「おやすみ。」
そう言うと、妻は和室へと入っていった。
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