ハァハァハァハァハァハァハァハァ
病室に二人の吐息がこだましていた。
遥香「ハァハァハァ……良かった。普通に…逝けてるわね。」
私「ハァハァハァハァハァ……はい……」
私達は、自然と舌を絡ませるようにキスをした。
お互いに快感の波が引いた後、遥香さんは、私の上から降りた。
床に落ちた高級そうなブラジャーを拾って着用しながら、口を開いた。
遥香「職場でここまでしたの初めてだから、私もちょっと興奮しちゃったわね(笑)」
私は、ズボンを履きながら
私「突然なんでビックリしちゃいました。」
と答えた後、自分のブラジャーを拾った。
私「ちょっと気になったんですけど、そのブラジャー高そうですよね。」
遥香「あ、これ?」
遥香さんは、そう言って上着を着てから再び口を開いた。
遥香「確かに結構高いかも(笑)私のサイズだと下手に安いの買っちゃうと、型崩れしちゃうから。」
私「そうなんですかぁ。私、吉田社長とか、もう1人の女の人に、男遊びしなさそうな下着、とか言われちゃって。」
遥香「え?でも、去年はTバック履いてなかったかしら?」
私「あ、あれは。唯一持ってる一枚で……」
遥香さんは、クスリ、と笑いながら言った。
遥香「大和さんだから?(笑)」
私「違いますよ(笑)あ……違う訳でもないか……」
私は苦笑しながら答えた。
遥香「まぁ、貴方の魅力は、そういう普段見ている人には分からないギャップよ。逆に私なんて、すごい遊んでる女に見られることばっかりよ。まぁ、否定は出来ないんだけど……ね。」
遥香さんは少し暗い表情になった。
私はブラジャーを着けながら、遥香さんに聞いた。
私「遥香さんは、付き合ってる人とかいるんですか?」
遥香「んー?ハプニングバーに一人で来てる女に、それを聞く?(笑)」
私「あ、いや。ごめんなさいっ!」
遥香「いいのよ(笑)私にとって、重要なのは男じゃないから。」
私「そういえば、大和さんとは前から知り合いだったんですよね?」
遥香「あー。うん。そうよ。やっぱり、気になるのね(笑)」
私「まぁ、気にならない、と言えば嘘ですよね。」
遥香「まぁ、正直に話せば、私も彼と体の関係ないと言ったら嘘つくことになるわ。」
私「やっぱり、そうですよね。あの人、モテそうだし。」
遥香「ま、人それぞれよ。あの人、あそこに貴方以外にも色んな女性連れてきてたわよ。」
私「えー。最低……。でも、私もその内の一人なんだもんなぁ。」
遥香「いいじゃない。要は考え方の問題。一生のうちに一人の男とだけ、じゃもったいないじゃない。」
私「それはどうなんでしょうね(笑)」
遥香「あら?セックスは好きじゃないの?」
私「好きな人となら……」
遥香「あぁ、それはそうよね(笑)まぁ、私の場合は好きな人とじゃなくてもしたりしてるけど。」
私「まぁ、それを言ったら私もそうですけど……」
遥香「吉田社長?は論外ね。」
私「ですよねぇ……」
遥香「さて!今日の診察はおしまい!明日退院してもらって大丈夫です。」
私「ありがとうございます。」
遥香「ただ……いくつか気になる点はまだあるわね。」
遥香さんは、私に懸念していることを伝えた後、病室を出ていった。
私も、ショーツが濡れてしまったので、ライナーを着けるためにトイレに向かった。
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