「ふぅ……ようやく終わった。」
年が明けて、1月5日、私は生理が終わったことにホッとした。
家族と面会した夜に生理が来た時、私は遥香さんに生理が無事に来たことを報告しておいた。
ナースコールをして、看護師の人に生理が終わったことを報告すると、二時間くらいして遥香さんがやってきた。
遥香「ちょっと診察させてもらうわね。」
私は遥香さんについていき、産婦人科用の処置室へ入った。
膣内の検査の結果は異常なしだった。
遥香「よし。体も元に戻ったし、あとは退院に向けての治療ね。」
私「ようやく退院出来るんですね。」
遥香「そうね。あと、1週間くらいかな。精神的にはどうかしら?」
私「精神的?う~ん。それって、吉田さんとのことですよね?」
遥香「まぁ、ハッキリ言えばそうね。」
私「う~ん……どうなんだろ?もう、あまり考えもしない、って言うか……今は早く家に帰りたいかな(笑)」
遥香「そうなの(笑)Yさんって、強いわね。」
私「強いっていうより、子供達のために強くなくちゃいけないっていう方が正しい表現かもしれませんね(笑)それに……」
遥香「それに?」
私「今回、主人は凄い頑張ったみたいだから、私も頑張らないといけないし。」
遥香「それは違うわ。お互い弱くていいのよ。それを支え合うのが夫婦なんじゃないかしら?」
私「確かに(笑)」
遥香「さ。診察はおしまい。後は、1週間ゆっくり休んでちょうだい。」
私「ありがとうございました。」
私は処置室を後にし、病室へ戻った。
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