病室に戻ると、妻は次男と三男と共に仮面ライダーのソフビの遊びに付き合っており、長男は妻の横に座ってポケモンの本を読んでいた。
私「そろそろ帰るぞ。」
二郎「えー!!まだママと遊んでたいー。」
私「ママはお医者さんの診察あるんだよ。」
二郎「えー。じゃあ、終わるまで待ってる。」
妻「二郎、ママ早く帰れるようにするから。」
二郎「うん、分かったー。」
妻「そういえばパパ、吉田社長のとことの仕事どうなった?」
私「あ、うん。全部無事に終わったよ。」
部長から連絡があり、結局I社が吉田社長の与えた損害を全て肩代わりすることになったため、結局吉田社長への刑事告訴は見送ることにしたという。
しかし、その分、I社からは多額のお金が入ったため、当初予想していた利益は数倍にはね上がり、私のチームは、社内で今年一番の利益をあげることになったそうだ。
私「今年一番の売り上げになったみたい。」
妻「そっか。良かったね。パパ。」
私「そうだね。」
次男と三男の出したおもちゃを袋にしまって、帰り支度を整える。
私「じゃあ、年が明けたらまた来る。」
妻「うん、分かった。」
子供達「バイバーイ。」
妻「バイバーイ。またねー。」
私は子供達と共に病室を出て、自宅に戻っていった。
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