高橋家とクリスマスパーティーをした後、子供達と共に帰宅することになった。
私「今日はごちそう様でした。」
高橋「いぇいぇ!ケーキありがとうございました。賑やかで楽しいクリスマスで、本当にまりんも、楽しそうで東京で最後に良い思い出になりました!!」
梢「明日でまりんも、幼稚園のお友達とさよならですけどね(笑)」
私「あ、明日から冬休みなんですね。忘れてたー。」
梢「明日は午前保育ですよ。明日からはうちも引っ越し準備、始めないと。」
私「いつ、引っ越されるんですか?」
高橋「28日に引っ越しします。」
私「そうなんですか。何だか寂しいような。」
高橋「そうですね。ただ、私達夫婦はあまりにも多くのことがありすぎて。そして、Kさん達の家庭まで巻き込んでしまいましたからね。」
私「あ!そうだ。吉田社長のこと!」
高橋夫妻「え!?」
高橋夫妻は同時に声をあげた。
私「事情はよく分かりませんが、もしかしたら、何かトラブルに巻き込まれたかもしれません。ただ、私も詳しくは……それ以上は、怖くて聞けませんでした。」
高橋「あ………そ、そうなんですね。」
梢「ま、あの鬼畜には天罰が下って当然よね。」
高橋「う、うん。そうだね。」
私「高橋さん、この件については私達は何も知らない、ということで。」
高橋「当然です。変に疑われたら嫌ですからね。」
私「あ、それと。今日思ったんですけど。」
高橋「はい?」
私「まりんちゃん、目元がお父さんの雰囲気にソックリですね。」
高橋夫妻は顔を見合わせた。
私「それじゃあ、私は帰りますね。ありがとうございました。」
高橋「お気をつけてお帰り下さい!」
私「ありがとうございます。」
こうして、妻のいないクリスマスイブは終わりを告げた。
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