2時頃に、家に到着すると、母親から着信が入っていた。
今朝病院で義母が来る前に母親に妻が入院することを話したところ、今週ならば時間を作れる、ということだったので、手伝いをお願いしていた。
折り返し電話をすると、母親から夕方にはこちらに着くと言われた。
私は梢さんにLINEを入れる。
『今朝はありがとうございました。今日は子供が帰宅する前に帰ってきました。今週は、私の母親が来てくれますので、何とかなりそうです。ご心配おかけしました。』
すると梢さんから返信が来る。
『お疲れ様です。また何かありましたら、連絡いただければいつでもお手伝いします。』
私は、ありがとうございました、と一言だけ返信すると、家事を始めることにした。
こうして家事をしていると、妻の偉大さを改めて実感する。
私が手伝っていると思っていた家事なんかは、妻にとっては、全然手伝っている内に入らないだろう。
子供達が帰宅し、私は洗濯物をたたんだり、夕飯の準備をしたりしたが、思うように進まない。
母親が夕方に到着した。
母「全く。貴方がYちゃんに無理させるから、かわいそうに。」
母親は小言を言いながら、私が作り始めた夕飯を捨てて、全て1から作り直し始めたので、私は子供達を風呂に入れることにした。
二郎「ねぇ、パパ。ママはいつ帰ってくるの?」
私「んー。クリスマスとお正月が終わったくらいかなぁ。」
二郎「え?ママはサンタさんと今年会えないの?」
私「ん?それは、大丈夫じゃないかな。サンタさんは、皆に平等だからなぁ。」
次男との会話でクリスマスが近いことを思い出す。
毎年子供のクリスマスプレゼントを妻と二人で買いにいっていたが、今年は一人だ。
そんなことを思いながら、風呂から出ると、母親は既に夕飯の支度を終わらせていた。
子供達と夕飯を食べて、和室に寝かしつける。
子供が寝た後で、二階からリビングに布団を降ろすと、母親が風呂から上がってきたところだった。
母「明日は、子供は何時に出るの?」
私「一郎が7時半頃に家を出て、二郎と三郎は9時過ぎに幼稚園に預けてる。」
母「そう。で、貴方は何時に出るの?」
私「明日は6時半前に出るつもりだから、6時に起きるよ。」
母「はい、分かった。今週までだからね。」
私「分かってる。今の仕事終わったら今年は休みもらうよ。」
母「仕事も大変なのは分かるけど、家庭も省みるのよ。今週は私が家事やるから。おやすみ。」
私「ありがとうございます。おやすみ。」
私は和室に入り、課長に明日は出勤する旨のLINEをして眠りについた。
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