(妻視点)
月曜日、私は二郎と三郎をいつも通り9時半に送り届けた。
駐車場に戻ると、梢さんがまりんちゃんを連れてきた。
私「あれ?まりんちゃんママ。いつもバスじゃ?」
梢「あ、三郎君ママ!良かった、間に合った!ちょっと待っててもらえる?」
私「あ、はい。」
梢さんはまりんちゃんを先生に引き渡すと、走って駐車場に戻ってきた。
その表情には、少し焦りが混ざっていた。
梢「ごめん!一回車乗って。」
私「あ、はい。」
私は梢さんの運転するミニバンの助手席に乗った。
梢「ごめん。9時過ぎに社長から電話が来て、今こっちに向かってる、って。」
私「えぇぇ!?それって、まさか!」
梢「そういうことだと思う。多分10時半くらいにはこっちにあいつ来ちゃう。」
私「そんな。それじゃ、もしかして……。」
梢「電話口でYさんも、って言ってた。」
私「えー!家事まだ終わってないんだけどなぁ……」
梢「私も同じこと言ったんだけどさ。もう向かってるから、って。」
私「主人何も知らないと思うんだけど…」
梢「私も、この後旦那に連絡する。」
私「う~ん。」
私は、夫に言うか言うまいか正直悩んでいた。
こうなった以上、私は風俗で働いている訳じゃないが、仕事の一つだと割り切って考えるしかない。
それに、セックスで得られる快感が嫌いな訳ではない。
もう、この仕事で私自身の得られるメリットはセックスの快感しかない。
梢さんを見ながら金曜日のことを考えると、ジワリとショーツに暖かい感覚が広がる。
濡れてしまった。
私「分かった。とりあえず、家に帰って、すぐに家事片付けちゃう。でも、帰りのバスには間に合うように帰らないと。」
梢「うん。あ、とりあえず私からまた連絡する。LINE交換出来る?」
私「あ、はい。ちょっと待って。」
そう言って梢さんとLINEのIDを交換し、私は自宅へ戻った。
※元投稿はこちら >>