俺は「明日の昼間は?仕事休み?」と聞いた。
佐藤さんは「おぉw 明日は両方とも休み。お前は?月曜だから学校だろ?」と言った。
俺は「うん…」と気のない返事をした。
佐藤さんは「なんだよ、K。お前、元気ねぇじゃん。」と言った。
俺はフラれた事を伝えた。
佐藤さんは「えっ!?お前、セックスしておきながらフラれたの?」ってビックリしていた。
俺は手短に説明した。
佐藤さんは「まぁ、若いからな!色んな奴が付き合ったり別れたり…理由は色々なんじゃねぇか?もしかしたら理由なんて有る方が嘘なのかも知れねぇけどな。」と言った。
俺は佐藤さんの話を聞いた後、「また会いたいなぁ…会ってセックスしてぇ…」と言うと
佐藤さんは「バーカ…もうお前から連絡はすんなよ。そんなんカッコ悪りぃ。」
俺は「じゃあ…向こうから連絡きたら?」
佐藤さんは「お前は本当にバカか?連絡なんて、もう来ねえよ。」
その日はファミレスに行き、佐藤さんにメシを奢ってもらった。
バイト先のコンビニに戻り、佐藤さんと別れた。
チャリをこいで家に帰った。
帰り道の途中で、めちゃくちゃ亜希先輩に電話をしたくなった。
佐藤さんは「連絡はすんなよ」って言っていた。
だけど、俺は亜希先輩の声が聞きたくて、聞きたくて…たまらなかった。
このままだと、電話をかけてしまいそうだったから、携帯から亜希先輩の番号と履歴を削除した。
それに、そのうち亜希先輩から電話がかかってくると思っていたから。
でも現実は佐藤さんが正しかった。
電話なんてかかって来なかった。
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