最後は翔太の番だった。
翔太の顔は無表情だった。
山本の精液を丁寧にティッシュで拭いていたマリコは
「翔太、来て」
と翔太を呼んだ。翔太は表情を変えぬままマリコの方に歩み寄った。
翔太がマリコの前に立つとマリコは翔太のズボンのベルトを緩め、
翔太を脱がし始めた。翔太がズボンを脱ぎ終わるとマリコはズボンをたたんで床に置いた。
翔太のパンツの前は盛り上がり、一番盛り上がった部分が少し濡れていた。
マリコはそれを見て笑顔になり
「ずっとがまんして見てたのね。」
そう言いながら濡れた部分を指で丸く撫でた。
翔太はいきなりマリコをソファーに押し倒した。マリコはキャッと小さな悲鳴をあげた。
翔太は鼻息を荒げてマリコにキスした。そしてマリコの口に自分の舌を滑りこませ
マリコの唾液を啜った。
マリコの唾液には山本の精子が残ってりるかもしれなかったが、
何かを考える余裕は翔太には無かった。赤く焼けたマグマのような湧き上がる衝動で
今の翔太は動いていた。翔太はパンツを脱ぐと何の前戯もなくマリコに挿入した。
森田や山本との行為でマリコのそこは十分潤っていたから、馴染ませる必要もなく
ツルンと奥まで翔太のペニスは入ってしまった。
マリコは何かに打たれたように呻きのけぞった。
翔太は激しく腰を振ってピストンをペニスにさせた。テクニックもない、余裕もない、
がむしゃらな若さだけのセックスだった。だが、その若さだけのセックスに
マリコは酔い感じているようだった。頭はのけぞったままで、薄く開いたまぶたは白目になり、
口は半開きの状態でアアアー、アアアーと叫びながら翔太に全身をゆだね激しく揺すられていた。
「おい、感じちゃってるんじゃないか。」「マリコ、チョーヤバイ、意識飛んでいそう」
森田と山本が囃し立てるように言っていたが、翔太の耳には遠くの声のように聞こえていた。
高速ピストンで翔太は汗をタラタラ額から流していた。翔太の背中も汗ばんでいた。
マリコの両足先は指が内側に折り込まれたままだった。
翔太が苦しそうな表情になった。まるでラストスパートをかける陸上選手のように
一層激しく腰を動かした。遂にクライマックスが来て、
最後の動きをして、翔太は自分の精をマリコの中に放った。
マリコも逝ったのか腹部や太ももを小刻みにヒクつかせていた。
翔太がゆっくりとペニスを引き抜くとマリコの股間から
翔太の白い精液が噴き出してきた。
きわめてシンプルな受精とだけ呼べるようなセックスだった。
マリコは「翔太すごいね、私逝っちゃったよ、こんなにいっぱいザーメン出てるよ」
自分の股間を流れ落ちる精液を手で確かめながらそう言った。
マリコは何かひと仕事をやり遂げたような爽快な明るい表情だった。
だが一度の射精だけでは翔太は満足しなかった。翔太のペニスはまだ勃起したままだった。
翔太はマリコの手を取ってソファーから引き起こすと、ソファーに手をついてヒップを
翔太に向かせた。バックから挿入すると両手でマリコのヒップを掴んでピストンを始めた。
最初よりもいくぶん余裕が翔太に出ていた。リズミカルに肉を打つ音が部屋に響いた。
山本「翔太ばっかりズルイぞ。俺たちにもさせろよ。」
森田「次は俺の順番だぞ。そうだ、これからは3分ずつで交代しようぜ。」
山本「だれが高速ピストンか比べようじゃないか」
翔太は仕方ないなと言いながら森田に交代した。
森田は力を込めてパンパンパンパンパンと高速にマリコのヒップを突いた。
泡だった翔太の精液が潤滑油の役目をしてか、森田は気持ちよさそうに腰を振った。
マリコは乳房を揺らせ、快感に痺れながら嬉しげに喘いだ。
山本にバトンタッチした。前にも書いたが山本は同級生でも有名な巨根の持ち主だった。
14歳で20センチほどの長さがあるのだ。バズーカというあだ名さえあった。
さっきはマリコに両手で逝かされた山本だったが、すでに勃起して準備ができていた。
バックからゆっくりと挿入されると、大きさに不安を感じたのかマリコは一瞬険しい顔になった。
しかし、少しづつ山本がペニスを前後させながら挿入すると、難なく奥まで挿入されてしまった。
山本がピストンを本格的に始めると、おそらく子宮に亀頭が当たるのか、一番奥に進んだところで
「・・・ウン・・・・・・ウン・・・・・ウン・・・・・」
とマリコはからだの奥底から出てくるような、今までとは違う呻き声をあげた。
マリコの膣壁が山本の巨根に馴染んできたのを感じたのか、山本はピストンの速度を上げた。
あーあーあーあーとマリコは呻きながら髪を振り乱していた。
「3分たったぜ、ハイ、交代、交代!」
翔太が山本に言った。
「えっ? もう3分たったて。チェッ、仕方ねーな。これからだったのに・・・」
山本がペニスを抜くと、一瞬ポッカリとマリコの膣口が開いたままになった。
翔太が自分のペニスを挿入すると、明らかにマリコのそこはさっきとは感じが違っていた。
なんとなく自分のペニスに頼りなさを翔太は感じていた。
「・・・・山本・・・おまえ、マリコのここに何をしてくれたんだよ・・・」
それを聞いて山本が苦笑いした。マリコが翔太にペニスを入れられたままふき出して笑った。
「ちょっと、あんたたち、笑わせないでよー、もー」
そのあと、翔太も調子が違ってしまい、山本の巨根の話で四人はもりあがって、
時間も遅かったのでその日は終わりになってしまったのだった。
〔作者注 ; この作品は皆様のご支援と、マリコという仮名の実在の女性のご指導(メール)をもとに創作しています。〕
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