駅について電車から降りても早織は私の腕に胸を押し付けていた。歩くたびに胸が強く押し付けられ、その柔らかさに気持ち良さを感じるようになった。隣町まで移動してきたのでおそらく知り合いに出くわすことはないかと思っていた。人通りの少ない路地裏に入ると煌びやかな電飾に彩られたホテルの看板が輝いていた。その中の一つである少し小綺麗な外観のホテルに入っていった。私は早織とホテルに入ったはいいが、セックスをしたいという欲望は湧いてこなかった。現に早織の胸が仇に押し付けられたり、胸元からブラジャーが見えたりしていても勃起はしなかった。居酒屋でもそうであった。紫色のパンティが見えても目の保養にはなったが、身体の一部が変化する兆しは見えなかった。ホテルに入ってからも私の方から何かするといったこともなく、ただ時間だけが過ぎ去っていった。
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