藤田さんも私の悩みを聞くために、急遽私のために飲みに連れて行ってくれることになったので当然早織の申し出を断るものだと思っていたが、藤田さんの口からは意外にも「じゃお前も行くか?」という返事だった。
「やったぁ。藤田さん。私仕事頑張ります。」
「おいおい、いつも頑張ってくれよ。じゃあお二人さん、17時までに仕事を終わらせて、飲みに行くことにするか!」
私は早織が来ることで、藤田さんには本音を話すことが出来ないなと思った。ただ、妻が遅くなるといった時は本当に日が回るほど帰宅が遅くなるので、一人で過ごすよりもいいかと思った。
それから、17時まで私は仕事をこなした。私は心の中でどこか安堵したのか、藤田さんと話をしてからは面白いようにミスをせず仕事が捗った。
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