彼女のことが好きと思い始めて1ヶ月。彼女とこうして温もりを交わすことが出来たこの瞬間がとても幸せでした。そして、それは自然なことのように感じられました。彼女の身体に触れていた私の身体の一部が反応していきました。彼女もそれがわかったのか少し身体をずらして、私の身体の一部から離れようとしました。そういうことが目的ではなかったにも関わらず、気持ちの身体は正常に反応するのですね。私の彼女から身体を離して少し街を歩くことにしました。彼女と手を繋ぎながら歩いていた時、彼女の顔を見るとほんのり頬っぺたが紅く染まっていました。そんな彼女の表情に私はますますドキッと心ときめかせました。
彼女の子どもたちが帰宅する時間もありましたので、すこし余裕を持って街を後にしました。昼食を食べて空腹を満たしたことから、彼女は少し眠たそうな顔を見せました。車に乗り込むとお互いが自然と手を出し合い恋人つなぎをしながら、車を走らせていきました。しばらく会話を楽しんでいると彼女の手から力がフッと抜けるのが私の手に伝わりました。目を閉じてスヤスヤと寝息を立てて寝ている姿はまるで天使のような寝顔でした。私は彼女を起こすまいと車の振動を極力抑えた安全運転で走行していきました。
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