「まさかお前が妻の不倫相手だったとはな…」
「あぁ、よくわかったな。」
「それにしても不思議なものだ。あれだけ一緒に過ごしていたお前のことを私は忘れていただなんて。」
「人間の記憶というのはそんなもんだよ。」
「じゃあお前は俺の不倫相手が誰なのかもわかっているんだよな?」
「もちろんだとも。俺の嫁だ。」
「いつから気付いていた?」
「お前の嫁と不倫をしてからしばらくしてだ。お前の嫁とあるホテルに行ったあと、誰かに見られたかもしれないと思った俺はすぐにそいつが誰なのかわかった。それは嫁の旦那、つまり高木だと思った。それから俺はお前の生活を徹底的に調べあげているうちに、俺の嫁の不倫相手はお前であるとわかった。」
※元投稿はこちら >>