「先程はお世話になりました。」
私は手のひらを思いっきり握りしめてその男の顔面を殴った。学生時代にボクシング部に所属していた私の拳は、その男の顔面を見事に捉え膝から崩れ落ちるように地面に這いつくばった。
「やっぱりあんただったんだな?」
男は返事すら出来ず地面で気を失っていた。私は持ってきたその男のベルトで手足を縛るとスマホで110を押していた。なぜ私がこの男とあの事件の男が同一人物だと思ったのか?それは背格好もそうではあったが、彼女を犯す時に外していたベルトにそっくりだったからだった。それと自宅で妻の大切な部分に電動マッサージ機の頭を突っ込んでいたことからだった。妻の大切な部分は私の身体の一部では物足りなかったが、それほど大きく穴が開いているものでもなかった。だとしたら、誰かに穴を広げられたかしか考えられなかった。私は彼女の大切な部分の穴の大きさも知っていた。そんな彼女の穴を広げられる技術。それとその穴をさらに広げることが出来る男のシンボルを持つ人物。そして、あの事件が婦女暴行であったといったことから私の頭の中ですべてが繋がっていったのであった。
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