妻からあきらという人物が誰なのかを聞いてからホテルを出ても良かったのだが、私の脳にはその人物が私の知っている人物かもしれないと思った。だが、はっきりと思い出せない。私は車に乗るとエンジンをかけて駐車場から飛び出した。
私は妻との思い出をここで断ち切ろうかと思ったが、長年寄り添ってきた相手のことなどすぐに忘れることは出来なかった。性奴隷にしてやろうと思っていたが、やはり妻は妻だった。最後のお情けとして電動マッサージ機をお豆さんに当てっぱなしにして思う存分いってもらったらいいと思った。
私は連絡が取れなくなった彼女のことを思い出した。あれほど好きという気持ちがあったにも関わらず彼女の顔を頭の中で思い出すことが出来なかった。頭の中に彼女の顔がパッと浮かんではすぐに靄の中にその顔が消えていった。そんな風に彼女のことも忘れてしまうのか?といった思いに心が泣いていた。
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