妻の身体に残っていた縄の痣の話に切り返したことで、自分自身が抱いていた罪悪感を打ち消そうとしていた。
「あの時身体にあった縄の跡は一体何だったのだ?」
私は単刀直入に妻に聞いた。
「そ…それは…うーん…実は…泥棒が家に入ってきた時に縛られたの…」
「ふーん、そうなんだぁ。」
私は白々しく返事をした。無論、ありもしないような嘘を平然とつく妻も妻だが…。こうした2人だからこそ会話がなくなっていったといのはごく自然なことのように感じられた。
妻はこの話を遮りたいのか、私の身体の一部に顔を近づけてズボンの上から頬ずりしてきた。早織のフェラチオを思い出した。彼女には悪いことをしてしまった。早織と身体の関係を持ったにも関わらず、彼女の名前を口走ってしまったことを後悔し始めていた。
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