目を覚ました私は部屋の中が先ほどまでとは何か違っていると直感的に感じた。誰かに見られているような、もっといえば監視されているような感じがした。目の前で気持ちよさそうに寝息をたてて寝ている彼女の口にキスをした。
「はぁん…まだするのぉ…もぅ出来ないよぉ…」
彼女は夢の中でもセックスをしているのだろうか?突然の艶かしい彼女は寝言がそんな異変に対して目を曇らせていった。彼女の胸を手のひらで優しく包み込むと、ゆっくりとその弾力を確かめるように揉んでいった。
「ぁあん…だめだよ…あきら…」
私の手が止まった。確かに彼女の口から妻が読んだ名前と同じ「あきら」という言葉で出てきた。私は彼女の胸を揉んでいた手を止めて、彼女の身体から離れてソファに座った。
「彼女もあきらといったよな…」
私は得体の知れない恐怖を抱かざるを得なかった。
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