ビルの向こうのOLの手の動きも速くなっていた。上半身をぶるぶると震わせたかと思うと、ガクッと上体が崩れ落ちいき果てたようであった。私はほかのところに目をやった。数名の人がこちらの行為を覗いていたようであった。OLと同じようにズボンから自分のモノを取り出して激しくモノをしごいていた50代ぐらいの禿げた男もどうやらいったようだった。私は目の前でぐったりしている彼女をベッドに寝かせると、自分も彼女の横に寝そべろうと思った。
窓を閉めようと手を窓にかけた時、向かいのビルのOLがだるそうに身体を起こしていった。ブラウスからはだけた胸はピンク色に染め上げられていて、目は虚ろで艶かしい半開きとなった口がこちらに向かって何かを呟いているようだった。
「あ…り…が…と…う…」
彼女の口の動きから、私は彼女がそう私に向かって言ったのだと思った。
※元投稿はこちら >>