私は寺沢から聞かされた話を懐かしく思い出していた。寺沢の事務所に入ると従業員と思われる人たちが忙しそうに動き回っていた。
「おおっ、高木じゃないか?どうしたんだ?」
「あぁ、何だか懐かしいことを思い出したから、ここに立ち寄ることにした。それにしても大忙しだな。」
「どうだ?俺の先見の明は。」
「さすがというしかないな。」
私は寺沢に案内されるようにソファに座らされた。
「ところで今日は何の用だ?」
「あぁ、ちょっと色々あってな。」
「もしかしてあの美人の奥さんのことか?」
「まぁそれもあるが、ちょっと相談しにくいことなんだけどな。」
私は彼女との関係、そして彼女が抱えている悩みについて寺沢に相談した。
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