「毎日こんなのを聞いていたら、どんな人間がセックスをしているのか気にならないか?」
「確かにどんな顔した人がこんなエロい声を出しているのか気になるよな。」
「あぁ、お前ならわかってくれると思っていた。俺は将来こうした女の弱味を握って凌辱的な攻めをするセックスをしてみたい反面、こうした女や男どもからたんまりお金をもらって稼ぎたいと思ってるんだ。」
私は寺沢の机の上に置かれている本のタイトルが目に入った。
私立探偵マニュアル
「あぁ、それだよそれ。浮気調査専門の探偵をしようと思ってるんだ。それに、それには自分の身を守らないといけないだろ。お前の知らないところで俺は格闘技を身につけていたんだ。何だかんだ言っても俺の顔はまぁ不細工な部類だろう?せめて身体だけはムキムキの筋肉美でちんぽもでかい方がいいだろうと思ってチントレもしてきた。」
寺沢は私のいる目の前で全裸になった。その姿は男の私でも目を奪われるほど見事な肉体美であった。それに男のシンボルも私のそれに比べてかなり大きかった。
「なぁ高木。俺はこれでこの世界の頂点を目指す。」
「寺沢ほどの頭脳があったら他でも稼げるんじゃないのか?」
「でも、これが俺の選んだ道だ。これからはこの世界が儲かる気がする。不景気になれば、その不満をぶちまけるところが必要となる。人は犯罪に走るよりは快楽に走る方が得策だろ?俺は絶対これが向いていると思うんだ。それに、俺は毎日こういう声を聞かされていくうちに、こういうものでないと興奮しなくなった。人のセックスを調査しながら、俺の性欲も満たされる。こんないい仕事なんてないと思っているんだ。」
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