決して交わることがなかった二人の運命が、結婚という人間が作った縛りに縛られることなく繋がった瞬間だった。新たな運命を信じて二人は無我夢中でお互いを貪っていった。身体中から体液という体液が滲み出ていた。それほどお互い動物のようにお互いの身体を貪りついていた。
それはただの快楽というものではなかった。愛を超えた愛が存在するのではないかと思えるほどの感情が私の中に生まれてきた。もしかするとこれが神様が望んでいる真の愛情なのかと思えるほどだった。私は決して腰を振って彼女とのまぐわりをしていたのではなかった。
ただ、私の身体の一部をすっぽりと彼女の身体の中に収めているに過ぎなかった。お互いがお互いを貪りあっていたが身体を激しく動いてまでお互いを求めているわけではなかった。ただ、二人の大切な部分がしっかりとお互いを決して離さないようにくっつきあっているだけだった。それなのに、動いている以上の快感を感じることができた。
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