人妻熟女 官能小説

「それから彼女さんの方ですが…」
「どうかした？」
「うーん、非常に言いにくいのですが…多分連絡は来ないと思います。自分が心を許して好きであればあるほど連絡したくないと思うんです。」
「なぜ？」
「女の人は、好きな人には身も心もいつまでも美しくいたいって思うと思うんです。私ならそう思います。真剣に高木さんのことを想っているからこそ、離れていこうとしたのだと思います。」

女心がわかってないと言われた妻の言葉が胸に突き刺さりました。早織に言われた言葉にはそんな意味が含まれているように感じた。

「でも…」
「でも何？」
「うーん、確かなことは言えないのだけれども…彼女さんの気持ちが整理出来たタイミングで高木さんと出会うことが出来たのならば、もしかすると前以上の関係が築けるかもって…あっでも、これは私の場合ですよ。一度好きになった人のことはやっぱり忘れられないですからね。」

私は早織の言葉に光明が見えたような気がした。だが、どのタイミング？それがわからなければどうしようもない。そんなことを思いながら、飲食店をあとにした。

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