夫の顔がどんどん紅潮してきました。
『で、どうだった? 亜希子の体は。この歳でなかなかいい体してるだろぉ? 生で何度も中に出したんだって? くぅ~、羨ましい!』
「その話はやめてってばぁ、もぅ、あなたったら...」
『なぁ、亜希子。今晩、俺もいいだろ? 生中出し♪ この歳でまた子供ができたりしてな、ん? どうだ?』
「はいはい、お好きにどうぞ槌」
『よっしゃー! さてと、そうと決まればマムシドリンクでも買いに行って来なきゃな! 1本じゃ足りんな、2本? いや3本だ!!』
夫の話は完全に逸れてしまっていました。
萩野君も開いた口が塞がらない様子で、もはや呆れ果てていました。
『亜希子さん、僕はあなたに騙されたんですか? 僕、ずっと本気だったのに、、』
浮かれる夫を尻目に彼が静かに話しはじめました。
「ごめんなさいね...でも私も本気だったわ、少なくともあの夜まではね。でもあなたに私はふさわしくない。あなたはとても優しくて愛情の深い男性よ。きっとすぐに私なんかよりずっと素敵な女性が現れてくれるはずよ」
『、、僕は、僕はこれからどうすればいいんだろう、、』
顔を曇らせる萩野君の肩に夫が腕をまわし笑顔で話しかけました。
『何?! 今晩の予定がないとな? それじゃあ君も一緒にどうだ?! 3Pも悪くないだろ? ふはははは 笑』
それから夫と萩野君は、2人でマムシドリンクを買いに夜のドラッグストアへと消えていきました。
終わり
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