朝、夫と息子が出ていったあと、家の中はいつも虚しく静まり返ります。
そこに家族の温もりのようなものは感じられず、ただ無機質な空間があるだけに感じます。
よく“家庭が壊れる”と言いますが、それはこういった感覚なのかもしれません。
朝食の後片付けを済ませ、私は自分の寝室へと向かいます。
寝室に入るなり、かすかに温かさの残るベッドにうつ伏せになりました。
「はぁ... 私って、いったいなんのためにいるんだろ...」
毎日家政婦のように扱われる自分の存在に溜息が漏れます。
私はうつ伏せのままエプロンの裾を捲り上げ、スカートの中へ右手を忍ばせます。
既にその場所は慰みを欲するように泣き濡れていました。
ショーツのクロッチ部分を中指でゆっくりなぞれば、ジワリとヌメリ気のある涙液が染み出してきます。
「ダメ...また今日もしちゃうの?」
私が私に問いかけます。
その問いに答えるよりも先に右手が動き出していました。
私の右中指がショーツの脇から侵入し、いとも簡単に敏感な突起部に到達します。
卑猥な音を立てながら弾く捏ねるを繰り返すその淫らな指先の動きに、私はただ静かに腰をくねらせて応えます。
絶頂はすぐにやってきます。
全身がビクビクと震え、頭の中が真っ白になります。
この瞬間だけが私を辛い現実から開放してくれるのです。
「またしちゃった...私もずいぶん慣れたものね...」
私はベッドからゆっくりと起き上がると、汚れたショーツを穿き替え、パートに出る支度をするのでした。
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