「あなたにとって私は妻どころかただの同居人。仕事の同僚。ねぇ、そうなんでしょ?」
『そ、それは、、』
妻に痛いところを突かれた僕は、否定も肯定もできなかった。
たじろぐ僕に妻が突然スマホのメール画面を僕に見せてきた。
「あなた、これはどういうこと?」
そこには、“おはよ~。カッちゃんはまだお寝んね中♪”の文字とともに僕の寝姿が写っていた。
うつ伏せで腰のあたりには布団が掛けられているがほとんど裸同然の格好だった。
朝方、僕が束の間寝ている間に義母がスマホで撮って妻に送りつけたのだろう。
「ねぇ、あなた...まさか母さんと...?」
僕はもう観念した。
『すまん、、つい、、』
妻の目にはみるみる涙が溜まり、そして一気に溢れ出した。
「どうして...どうしてなの...しかも、よりによって母さんとだなんて...信じられない!」
「いつもそう...いつもそうなのよ! 昔から母さんは私の大事なものを全部奪っていくの!」
妻が泣きながらヒステリックに喚いている。
聞けば初めての彼氏も義母に寝取られたそうだ。
妻は地味で日々の仕事に疲れた自分よりも、女らしく艶っぽい義母に嫉妬しているように見えた。
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