翌日の早朝、僕は義母の家でシャワーを借りてから自宅へと帰った。
まるで愛人宅からいそいそと戻るように。
義母とのめくるめく一夜を思い出しながらも、妻には罪悪感を感じていた。
玄関のドアは静かに開けたつもりだったが、思いのほか音が響く。
すると奥の寝室のドアが開き、寝ぼけ眼の妻が出てきた。
どうやら起こしてしまったようだ。
「おはよ...おかえりなさい...」
『た、ただいま、、』
「母さん、レオタード喜んでくれた...?」
『あ、うん、、』
妻に義母との行為を見透かされるのが怖くて、僕は彼女の顔を直視できずにいた。
僕は下を向いたまま妻の横を通り過ぎた。
「昨日...母さんと一緒に寝たの?」
『えっ?!』
僕はハッとして妻の顔を見た。
「母さんがいつもつけてる香水の匂いがしたから」
『、、、寝床を借りただけさ』
僕は嘘をついた。
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