義母が甘く囁くような声で話し始める。
僕は義母の胸に抱かれたまま静かにそれを聞いていた。
「ねぇ...カッちゃん?」
「カッちゃんがこの前うちに来たとき...私のレオタードを悪戯してたでしょ?」
あの日のことが完全にバレていた。
僕は気まずさのあまり、ただ小さくウンとだけ頷いた。
「いいのよ...そのことは別に怒ってなんてないから...」
「実はあの日ね...カッちゃんが来るって分かってて、わざとレオタードを着て練習してたの...カッちゃんに見てもらいたくて...」
「カッちゃんに間近で見らもらってる間ね...体の奥が熱くて熱くて仕方がなかったの...だから...あんなに汚れちゃって...」
「...義理の母親がこんなにスケベなオンナでごめんなさいね...」
僕は義母の話をじっと聞いていた。
「ねぇ...カッちゃん?」
「カッちゃんは...私のことどう想ってるの?」
「ねぇ...カッちゃん...教えて?」
僕はようやく顔を上げ、無言で義母の顔を見つめる。
間接照明の淡い光に照らされた義母の顔はなんだかとても切なそうだった。
そして今度は僕が義母の唇を奪っていた。
それが僕の答えだった。
※元投稿はこちら >>